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浦和高校ソフトテニス部麗和会
いよいよ埼玉県新人大会団体戦が近づいてまいりました。高校のメインは何と言っても総合力が問われる団体戦です。優勝候補は今年の関東大会団体を初制覇した私立武蔵越生高校です。昨年から今夏まで行われた県団体戦5回すべてで優勝しています。 部員数も県最大の38名(ちなみに浦高は2位、36名)で、全中3位インハイ個人16本の天才中島と関東3位足立の2後衛が強力です。私立川越東高校は、今年関東個人優勝、インハイ個人3位の大熊、川尻(全日本U18メンバー)組が抜け、戦力ダウン、4、5番手グループに落ちているとはいえ、強豪に変わりはありません。

県南の王者上尾高校(平成の県南大会16回優勝)は今年、県団体戦のベスト4が1回もありません。春は熊谷高校に敗れ、夏は武蔵越生に一蹴されています。新人戦での結果次第では上尾高校にとっては25年ぶりの不振ということになってしまいます。しかし、全中などで活躍した1年生が夏以降急台頭、粒揃いの精鋭チームに仕上がってきています。上尾の逆襲なるかが今大会のひとつの見どころです。

今年、部創立初の関東大会団体出場が叶った川口総合は県南では上尾の壁を突破した(県南予選今年負けなし)ものの、今まで厚い西北の壁(武蔵越生、川越東、松山)にはね返され続けてきました。日本一のテニスの町「川口市」あげての強化がようやく実りそうな期待を持たせる3ペアが初の県1位を虎視眈々と狙ってきています。

埼玉県高校ソフトテニス界のリーダー名門松山高校は県個人、団体で100回以上優勝の「栄光の伝統」を守るべく新興勢力に必死で対抗している状況です。厚い選手層(個人戦11組県北予選通過)、試合での選手の落ち着きぶりなど、伝統の底力には凄味さえ感じます。
今大会第2シードにランクされた春日部高校は東部予選個人の1、2、3位を独占。11/8に浦高と練習試合をしましたが、全く歯が立ちませんでした。春日部史上最強のチームと評される伝統校が悲願の県団体初優勝を目指します。

赤丸急上昇中なのは大宮西高校、その周到な練習計画、関東各地に練習試合に遠征する行動力には驚くべきものがあります。サイト「大宮西高校ソフトテニス部部ろぐ」はソフトテニスに賭ける監督の熱い情熱がよく表れています。今年5月の狭山智光山での関東予選準々決勝で川越東を大番狂わせで破った試合は今年の感動NO.1の場面でした。選手、監督、父兄、OBは互いに握手、握手で泣いている人も多く、私はこの時からこの高校に注目しだしました。

その他、武蔵越生川越東のいる西部地区予選個人戦を制した坂戸西が不気味な存在です。順当にいけば、準々決勝の組み合わせは、松山−坂戸西、川越東−川口総合、武蔵越生−上尾、大宮西−春日部が衆目の一致するところでしょう。どの対戦も大変な熱戦が予想されます。

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群雄割拠 2009年11月11日 20:47
 今、激戦地埼玉県高校ソフトテニスがおもしろい!