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柔道や剣道をやっていた人に、「どの位のレベルですか」と尋ねると、「初段です」、「2段までいきました」など明解な答えが返ってきます。段級制度は一般の人にも、非常に分かりやすい制度です。
ソフトテニスも、技術等級制度が施行されてから30年近くになります。
ソフトテニスの技術等級は、4級〜1級、Specialist(Sp)、Expert(Ex)の6階級に区分されています。他に、45歳以上に適用される、SeniorSp、SeniorEx、Masterという等級があります。
 技術等級の認定方法は検定会と大会実績の2つです。ほとんどの認定者は、大会実績により等級を取得しています。
まず、検定会は、どの等級も、必修がサ−ビス、レシ−ブ、シュ−ト、選択がトップ、ロビング、ボレ−、スマッシュとなっており、検定員の審査により、合否が決定されます。
大会実績では、小学、中学、高校、大学、一般、成年、シニアそれぞれ基準が異なります。高校では、例えば、県南予選出場で4級、新人戦県南予選16本で3級、県選手権32本で2級、県ベスト4で1級、関東大会ベスト4でSp、インハイベスト4でExといった基準です。
 検定会の検定料は目指す等級により1,000円から2,000円、等級認定料は同じく1,000円から9,000円(Masterは3万円)となっており、昨年度の認定料収入は約650万円と、連盟及び各支部の貴重な財源になっています。ちなみに、昨年度の会員登録料収入は約2億6,000万円、審判登録料収入は約5,800万円でした。

 来週行われる天皇杯、皇后杯の出場資格はSp以上、東日本選手権は2級以上となっています。逆に、1級以上は出場出来ない県社会人春季秋季大会や、さいたま市社会人2級以下級別大会などもあります。
 大体3級が柔剣道の初段相当と思われますが、履歴書の資格または、特技の欄で、柔道初段とソフトテニス3級ではちょっと差があるような---。
実際、ソフトテニスで、技術等級が話題になることは稀で、等級取得者も少ない現状のようです。

 硬式テニスではランキングシステムが発達しており、毎月、全日本男子シングルスで1位〜2,000何位まで、同ダブルスで1,500何位まで、JTA(日本テニス連盟)から公表されています。
また、世界ランキングは、毎週、更新されています。各大会のシ−ド順、エントリ−はこのランキングをベ−スに決定されます。
直近で、日本勢はクルム伊達の57位が最高。昨年ケガで800位までランクを落とした錦織圭は121位まで上げてきました。
 日本ソフトテニス連盟は、年度末に各種別ごとに全日本ランキングを1位から10位までのみ公表しています。天皇杯やインハイの順位がそのままランキングになっているようです。
埼玉県高校は毎年9月に、それまでの大会結果からのポイント集計による1位〜20位までのランキングを公表しています。
今年度のベスト5は、@足立・神部(武蔵越生)、A小川・田中(松山)、B澤田・工藤(春日部)、C鈴木・安藤(大宮西)、同C黒川・二宮(武蔵越生)でした。


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浦和高校ソフトテニス部麗和会
技術等級 2010年10月8日 19:32